★⑧自分の間違いに氣づく★
何度も何度も壁にぶつかり、それでも心の底から反省できません。
そして30歳の時にとうとう體を壊してしまい、音楽活動も仕事も出来なくなって
しまいました。
首から背中にかけての激痛で、動くことも出来ません。
今まで問題を起こしても何とかやって来れたけど。
今度こそ俺の人生も終わったかな、、、
そう思って過去のことを振り返ったり、
可愛がってくれた母方のおじいちゃんに孝行が出来なかった事を反省していました。
するとその時、携帯が鳴ったのです。
着信はありません。
私は、
「これはおじいちゃんだ」
と思いました。
そして、
「治る!」
と確信しました。
また、今までのことを心の底から反省し、自分の何が間違っているかを
一生懸命考え始めたのです。
今では直ぐに答えが分かるようなものですが、
その当時の自分には本当に分かりません。
自分の何が間違っているのか、、、
この時も體が動かなかった分、頭は必死に動かしました。
そして、ようやく答えが見つかったのです。
その瞬間、體がフッと軽くなりました。
いつの間にか自分の事しか考えない人間になってしまっていたのです。
例えば、ドラムを始めたのも。
好きで始めたことですが、僕のように諦めてばかりの人生でも、
こうなれるのだ!ということを同じような人達に見せたいということもあったのです。
それを忘れて自分が上に行けたら良いと、そんな考えになってしまっていた。
自分の好きな事をやることは間違っていない。
それなのに上手く物事が行かないのは、
『自分のことしか考えていなかったから』
「そうか、自分の好きな事で人の為になれば良いのか!?」
そこに氣づけた時、ようやく生きていけるような氣がしました。